2019/04/02 15:07

類農園三重農場です。
いよいよ、田んぼに水を入れて、田植の準備にかかる時期となりました。
ここで、とても大事なお仕事があります。
ここ、度会町も、獣の害が年々酷くなり、地域の農家の方々が集まっての協働での対策なしでは、防げない状況です。
つい最近も、農場の敷地内に、こんな大きな足跡が!?
私の前足に匹敵する大きさです(^^;
そうです。鹿の足跡です。

田植え後、しばらくして、苗が少し成長して来ると、田んぼの中を歩いて、水面から出た葉っぱを食べて回ります(++)
そこで、日曜日に、農家の方々が集まって、エリア全体を大きく、網で囲って、対策を取りました。猪除けの鉄網の上に、ノリ網を張ります。この網は、伊勢志摩地方の海苔養殖で使い終わった網の再利用です。
鹿は、「鹿算」と言われるように、どんどん増えて行くようです。
一回に1頭しか産みませんが、生まれた子鹿も、約1年で大人(成獣)になり、出産します。そして、若い時から高齢まで、毎年のように産むので、どんどん増えて行きます。

少子化に悩む、人間様の世界をあざ笑うかのようです。
猟友会による捕獲でも、到底追い付きません。
自然との共生。本当に難しい課題です。
農作物を獣の被害から守るには、最後は、泥臭いですが、人間と動物の活力勝負です(^^)/