2019/03/16 23:40
【類農園三重農場】
こんにちは、類農園三重農場です!
白い芽が出揃ってから、育苗ハウスに並べたミルキークイーン。
シートを掛けてから3日目の朝、そのシートをめくると、青々と色づいた苗が、お目見えです(^^)/
毎年、この瞬間がドキドキです!?
きちんと苗が揃って、緑化されて、焼けやカビはないか。
苗半作と言いますから、自社苗も、お客様にお届けする苗も、無事育つように、できることを全てやります。
温暖な気候の三重県南部も、連日の霜。苗は、大丈夫でしょうか?
類農園では、水稲の育苗は、プール育苗。苗を水に浸けて育てます。
元々、水田で育つものですから、そこに近い環境で育てますが、水が、昼間に太陽熱を吸収蓄熱するので、夜間も、ハウス内の温度が下がりにくく、寒さに強い育苗方法です
この時期、暖房機を入れて、加温する大規模な育苗施設もありますが、自然エネルギを利用した方が、お金もかからず、苗が、過保護にもならないので、丈夫に育ちます。
元々は、東南アジアの湿地の植物を、先人が、寒い地域でも育てられるように、品種改良や様々の工夫をして、今では、北海道もお米の大産地、ヒマラヤの高地で、稲が育つように研究された方もいらっしゃるくらいで、その探求心には、頭が下がります。そんな営みにも思いを馳せつつ、ひと時も気を抜かずに、育てて行きます。
今回の苗の揃いはまずまず、これから、毎朝、育苗ハウスに行って、苗と会話するのが楽しみです!
「元気に育ってねー」