甘みがあってとても美味しい野菜なので、とにかくこの味を知ってもらいたくて、ポップを作り、袋をデザインし、試食販売なども何度も開催しました。そんな地道な販促活動が実を結び、徐々にファンのお客さんが増えていきました。今では、類農園直売所をはじめ、関東からも注文が入るようになり、「類農園のスティックブロッコリーは味が違う！」という嬉しい声も頂けるようになりました。何年か前にはテレビの取材なども受けられるくらいになり、すっかり皆さんにもお馴染みの商品となりました。

栽培方法もよく判らないまま、手探り状態から始めてここまでこれたのは、栽培から販売に至るまで、直面する様々な課題に対し、「何で？」「どうする？」と、常に農園のみんなで追求してきたからです。「追求の時代」と言われる現代ですが、仲間の力は偉大で有難いと、あらためて感じています。

さあ、３月は収穫のピークで、どんどん上がって来る茎を、毎日毎日収穫していきます。ただ、気温が高くなってくると、つぼみが緩んで、どんどん花が咲いて、ちょっと油断をすると、あっという間にお花畑になってしまいます。花が咲く前のつぼみを収穫する必要があるので、これからは花と収穫の競争です。しかも今年はずっと暖かかったので、いつもよりも花が咲くのが早くて、ちょっとあせっています。

でも、これも仲間の力で乗り切って、美味しいスティックブロッコリーをみなさんにお届けしたいと思っています。
どうぞお楽しみに☆